最近Facebookに押され気味のMyspaceが、記事投稿時のプライバシー設定について、「友達のみ公開」をデフォルトにしたというニュースについて。
▼MySpace Positions Itself as Facebook Alternative with New Privacy Settings(Mashable)
Today MySpace is taking its own jab at Facebook by announcing that the social networking site will soon make the default setting for updates “friends only.”
In a blog post on MySpace, Co-President Mike Jones doesn’t specifically call out Facebook, but writes that, “We respect our users’ desires to balance sharing and privacy, and never push our users to an uncomfortable privacy position.”
興味深いのは、引用部後半のMyspace共同経営者の発言。
私たちは、ユーザーの皆さんの“共有”と“プライバシー”のバランスに配慮した。ユーザーの皆さんに不快なまでのプライバシー公開を強いるようなことはしない。明らかに、プライベート公開型SNSというスタンスを明らかにし始めたFacebookを想定した発言であり、アンチテーゼです。「不快」とまで言い切ったところに、今回のMyspaceの戦略決定への覚悟が見え隠れします。
Facebookが「共有による新しいつながり・意外な出会いにこそソーシャルネットワークの価値がある」とユーザーにプライバシーの公開を迫るのに対し、Myspaceは「ソーシャルネットワークの在り方は、ユーザーがつながり方のコントロール権を保持し続けるものだ」というスタンス。どちらが正しいというものでもないとは思いますし、所詮デフォルトだから自分で設定変えればいいじゃん、という気もしますが、
・Facebook=プライバシーをある程度放棄することを前提とするSNS
・Myspace=プライバシーをコントロールすることを前提とするSNS
というプライバシー・デフォルトの思想の違いは、今後の両サービスの設計・開発思想の髄所に大きな影響を与え、違いを生んで行くことでしょう。
私は、どちらかといえばFacebook型を志向しているのですが、果たして多くのユーザーはどちらを選択するのか?それとも、単に使い分けが進んでいくだけなのか?
はからずも、SNSが最大手2社が、まるでライトサイドとダークサイドのような正反対のポジションをとってくれたことは、SNSとプライバシーの在り方を整理しようと思っていた私にとって、大変興味深い研究対象になりそうです。









