と言っても、クリームチーズの方ではなくて。
トム・ハンクス主演の法廷映画の方です。
『フィラデルフィア
エイズであることがバレて大手法律事務所をクビになった若手弁護士(トム・ハンクス)が、ゲイに偏見を持つ黒人弁護士(デンゼル・ワシントン)と共に法廷で不当解雇を争うというストーリー。
痩せ細って原形をとどめなくなっていくトム・ハンクスの演技だけをとってみても、さすがこの映画で主演男優賞をとっただけのことはあり、一見の価値があります。デンゼル・ワシントンも、他の映画で彼が見せるシリアス一辺倒な感じとはちょっと雰囲気が違う役柄で、親しみがもてます。
陪審員裁判を扱った映画にありがちな過剰な演技を一切使わずに、同性愛に対する差別意識と不当解雇という事件の本質とを裁判の中でうまく切り離して考えさせていく脚本や演出は、法律に覚えがあるはずのこのブログの読者の皆さんであれば一層素晴らしいものに感じられるはず。
ちなみに、日本においても、HIVを理由とした雇用差別を不当とする指針や裁判例があります。この映画を観た後にお読みになると、理解度も高まるのではと思います。
▼職場におけるエイズ問題に関するガイドライン(平7.2.20 基発第75号 、職発第97号)
▼HIV感染者解雇事件(東京地裁平成7年3月30日判決)









