11種類のライセンス契約について、それぞれサンプル契約を1種類ずつ提示しながら、契約を組み立てる上でのポイントのみを絞って解説する「雛形+解説書」タイプの参考書。
弁護士・弁理士だけでなく、在職中の法務パーソンが執筆者に加わっているのも大きな特徴。
1)特許ライセンス契約
―プライムワークス国際特許事務所
パートナー弁理士 三木友由
2)商標ライセンス契約
―プライムワークス国際特許事務所
パートナー弁理士 村田雄祐
3)著作権ライセンス契約
―プライムワークス国際特許事務所
パートナー弁理士 森下賢樹
4)ソフトウェアライセンス契約
―プライムワークス国際特許事務所
パートナー弁理士 森下賢樹
パートナー弁理士 吉川達夫
5)フランチャイズ契約
―プライムワークス国際特許事務所
パートナー弁理士 吉川達夫
6)ノウハウライセンス契約
―外資系デジタルコンテンツ配信企業
法務担当部長 小松卓人
7)アフィリエイト契約
―あさひ・狛法律事務所
弁護士 小原英志
8)製造・販売ライセンス契約
―松下電工法務部
海外・事業契約グループ長 西村千里
9)製造ライセンス契約
―ファイザー株式会社
取締役(法務・コンプライアンス担当) 飯田浩司
10)輸入ライセンス契約
―プライムワークス国際特許事務所
パートナー弁理士 吉川達夫
11)国内販売ライセンス契約
―あさひ・狛法律事務所
弁護士 島美穂子
おそらく、6・8・9章で紹介されているサンプル契約は、その企業で用いられている雛形に相当近いのでは。経営法友会のセミナーなどでは自社の雛形を公開されている企業もまれにありますが、本というかたちで公にされている例は少ないので、そういった意味でも価値があります。
一方注意していただきたいのは、条項ごとに丁寧に解説していくような逐条解説型ではなく、そのライセンスビジネス上のリスクポイントに絞って解説をする形式になっており、また法律や契約法そのものの説明も割愛されているという点。
つまり、契約法や知財法の基礎知識、契約書作成の経験をすでにある程度備えている法務実務家を読者に想定した本になっているということです。
民商法・著作権法・商標法等の法的知識を一通り覚え、契約の基礎的実務も習得して、あとは対応できる契約のバリエーションを増やしていきたいというステージの法務パーソンには特に最適でしょう。
残念ながら英文契約への対応が弱いので、英文のライセンス契約に重点を置いて勉強したい方には、以前紹介しているこちらの本をおすすめします。
▼【本】知的財産・著作権のライセンス契約入門―メーカー・知財法務担当じゃなくてもこれは是非抑えておきたい3種類のライセンス契約(企業法務マンサバイバル)









