JAROってなんじゃろ〜 ← 年がバレる
JARO(ジャロ)こと日本広告審査機構×宣伝会議から出版された、由緒ただしき広告法務のQ&A集です。
9月末発売の新刊になります。
特徴1:デカい。
大判です。
Amazonの写真だと大きさがわからないので、広告法務分野の必携書『景品表示法』と並べてみました。
しかし、このデカさのお陰で、Q&A1問=1テーマあたり4段×見開き1〜2頁にまとまっており、読みやすくかつ情報量も確保できています。図表はそれほど多くはないですが、要所要所は抑えてられている感じ。最近のマイブームである(仕事とは関係ない)医療法の広告規制なんかは、いつぞやのBLJでTMIの先生方が文章で一生懸命説明していた内容が、シンプルな表1枚にまとまってました。
特徴2:ネタが新鮮で絶妙
さすが、広告に関する相談を日本で一番受けているのであろうJAROさんだけに、取り上げられているネタが新鮮。しかも、法令では必ずしもシロクロはっきりしない微妙なスキマ論点を数多く拾ってくれています。私のお気に入りQのいくつかをピックアップしてみました。
- タレントに自分のブログで商品を推奨する記事を書いてもらう場合には
- 使用前と使用後の体験者が別人ではないか
- 医療機関のウェブサイトの内容には規制があるのか
- 「No.1表示」の根拠が4年前の調査データだが問題ないか
- 「0円」「無料」等を強調していながら、実際には条件があるという広告は、法的に問題はないのか
- 買い取りの広告で最大級表現をうたうことができるか
- 人気タレントのCDを購入すると付いてくる握手券は景品となるのか
- 著名な建築物が写っている写真を広告に使用する場合は
- 宅配弁当で「高血圧食」のような特定疾病名を商品の名称に使用できるか
- つながりやすさをうたったスマートフォンの広告・表示のルールは
- 高校野球の優勝セールやプロ野球日本シリーズ優勝セールなどを表示する場合
- 子供向けの広告における配慮のポイント
- 売上の一部を義援金として寄付する場合、広告表示における留意点は
- 広告の制作において、意図しない苦情を避けるために注意する点を教えて欲しい
- ツアーのパンフレットの写真に「写真はイメージです」と表示すれば誤認はないのか
法令から答えがクリアに導ける・書籍として書きやすいQだけを取り上げたような「ヤラセQ&A本」とは一味違いますね。
特徴3:法令資料が(意外に)便利
背表紙側から法令資料が引けるようになっています。
私、法律書籍でこういう風に巻末に法令載せてるのって、基本的に好きではありません。ページ数稼ごうとしてるのが見え見えですし、そんなの自分で六法引きますから、と思ってしまうタイプです。
でも広告法務の分野に限っては、これは便利だなと今回思いました。この分野って、法令以外の告示・ガイドラインが特に多いから。消費者庁等のウェブサイトにまとまっているとはいえ、PDFでしかもそれぞれのフォントや体裁がバラバラで読み難いんですよね。特に景表法はいくつかの告示をまたがって原文にあたる事が多いので、これ1冊手元にあると一覧性が高くて便利だと思います。














