ようやく、陽の目を浴びる日が来ました。
今から1年前に情報ネットワーク法学会に入会させていただき、BLJ2009年7月号の道垣内先生による「社会人も論文を書いてみてはどうか」という記事にも影響されていっちょやってみようかとリサーチを始めて、正月休みと1月の土日をフルに使って書いた投稿論文が、先生方の査読を経て学会誌『情報ネットワーク・ローレビュー 第10巻』に掲載していただくこととなり、商事法務さんから発刊されました。

タイトルは、「インターネット上に存在する応募者のプライバシー情報を企業の採用選考において取得・利用することについての法的検討」です。企業が採用選考にあたり当然に提出させる履歴書や職務経歴書とは別に、ネット上で検索できる情報や本人が書きこむブログやFacebookの記事などをチェックする行為について、プライバシー上・法律上問題ないのか?あるとすればどのような点をクリアすれば合法的に取得・利用できるのか?という疑問について、検討をしてみたものです。
1月の執筆当時のエントリにも書いていますが、投稿論文どころかまとまった論文を書くことに慣れない中手探りで書いた手作りの素人論文ですので、クオリティは推して知るべしで(笑)、掲載されている他の偉い先生方には申し訳ないなあと恐縮するとともに、査読頂いた先生方をはじめ学会の関係者各位には深く御礼申し上げたいと存じます。一方で、企業の永遠のテーマである採用選考とプライバシーの議論に、SNSを中心としたインターネット上での個人情報オープン化の波が実務にどう影響を与えているのかという旬でリアルなネタを持ち込み一定の見解を出せた点は、実務サイドの人間ならではの付加価値を少しは出せたのかなと、自負しております。
個人的には、ネット上のプライバシーの問題は、著作権と同様もしくはそれ以上に混沌とし、企業経営にも大きな影響を及ぼしていくものと予測しています。そんな中で、これを足がかりにこの分野で研究を深めてプレゼンスを発揮していけたらなと思います。
ご興味お持ちいただけましたら、書店にご注文いただくか、商事法務さんのwebサイトからご購入いただければ幸いです。











