「信頼が仕事の基礎であるはずの法務ブロガーが、匿名でピーチクパーチク言ってるなんて、ちゃんちゃら可笑しいぜ。長い目でみたら絶対損するから、騙されたと思って実名で書きなよ。」って言われました。
▼Social media anonymity in the legal profession is a losing proposition(Real Lawyers Have Blogs)
The Internet for the legal profession is all about networking and building relationships. Relationships built through true engagement with others we grow to trust.
The law is a profession, not just any other business. Our profession is based on reliability and trust.
So while it may feel cute to be anonymous and you may get some short term buzz, it's a losing proposition in the long run. Trust me.
匿名でやっていても損をするだけで、結局はバレる
この「ブログの匿名・実名論」は、今に始まったものではなく、
▼ネットと非ネットで公私を分けるかどうか
by はてな近藤さん
▼終身雇用的社会と実名ブログ
by 磯崎哲也さん
このあたりの方々によっても、すでにだいぶ前から語りつくされている感がありますが、世の中的結論としてはやはり「実名じゃないと読み手には発言に責任を持っているとは思ってもらえないし、損だよね」ということかと。
ネットが電話以上のコミュニケーションのインフラになった以上、現実世界で当然に要求される社会的マナーである「名を名乗る」義務も高まっていくでしょうし、一つ確実に言えるのは、実名で検索してたどり着いてくれる人は期待できない分、損しているのは間違いないでしょう。
もっとも、匿名にしていても、数々のエントリで露見する人となりで、結局現実世界で自分のことを知ってる人にはバレるんですね。
何より私自身、現職・前職の同僚やビジネス上の知り合いには「企業法務マンサバイバルのtacってあなたですよね。読んでますよ。」って、見事にバレてますし。
さらに、ひょんなことから、晩秋の頃に出版予定の法務系の本に共著者として名前を並べていただけることにもなった手前、その本の紹介・宣伝をすれば著者欄に私の実名も所属企業も記載されているという具合に・・・。そんな事情もあり、もう開き直るしかない状態になってきたという感じでして。
実名化にあたって必要な覚悟
匿名(ブログネーム)で書くことと引き換えに、責任を問われるような発言は慎んできたつもりですし、現実世界の自分と紐付けられても恥ずかしくないという覚悟・実在の人格であることから逃げない覚悟さえ決まっていれば、匿名でも別にいいじゃないと思ってここまでやってきたのですが、
一方で、前述した社会的マナーを正々堂々果たし、かつ検索して見つけていただくメリットを存分に享受するためにも、近いうちに弊blogも実名化するんだろうなと思っています。
今までも十分に気をつけてきたつもりですが、将来実名化することを考えると、
1)いくら自分の意見・本音とは言っても、所属企業の
企業理念に反するような発言はしない
2)明示的な同意が得られない限り、他人を巻き込んだ
ライフログは書かない
の2点について、今まで以上に緻密な配慮が必要かなと気を引き締めはじめているところです。
1)については、所属企業の理念に反するような発言をしたくなったそのときは、その企業に所属している自分自身を疑うべきなのでしょうし、2)については、プライバシー性の判断の基本は、その人が他人に知られたくないかどうかであって自分で勝手に判断できないことを考えると、自分本位のライフログが、めぐりめぐって一緒に行動する家族や知人のライフをログしてプライバシー権を侵害してしまうリスクに注意しなければならないと思います。









