西田章先生から、『新・弁護士の就職と転職 キャリアガイダンス72講』をご恵贈いただきました。ありがとうございます。
西田先生には前職時代に法務・知財採用をサポートいただきました。そのご縁でわざわざ送ってくださったのかな…と思いきや、同封されていたお手紙を拝読してびっくり。
学生が実務を垣間見る予習にお勧めのサイトとして、橋詰様の『サインのリ・デザイン』と『企業法務マンサバイバル』のURLを紹介させていただきました。
「サインのリ・デザイン」はさておき、こちらの「企業法務マンサバイバル」については更新頻度が下がっており(かつlivedoorブログサービスの都合で現URLのままではhttps接続に移行できないという事情もあり)お恥ずかしい限りですが、10年は読み継がれるであろう本書に紹介いただいた以上、頑張るしかないですね。
さて、本書の感想はtwitterでもつぶやいているのですが、ご自身が弁護士であればもちろんのこと、
- 弁護士を採用したい企業の管理職の方
- 弁護士の方々とコミュニケーションをとる頻度が高い方
学力・業務処理能力いずれもが高いと認められた方々だけが試験によって選ばれ、プロとしてトレーニングを積み、かつ人口が年々増え続けている業界だけに、その競争環境は大手事務所/中堅事務所/独立/インハウスといずれのキャリアルートを選んだとしても激しいのだということが理解できます。
そんな本書の中で私がもっとも刺激を受けたのは、P149の「ガイダンスのおわりに」のむすびで紹介されていた、長島・大野・常松法律事務所のファウンダーである長島安治先生と西田先生のインタビューの一節でした。
「自分【長島安治先生】に『座右の銘』がないのは癪だな、と思って、作ることにしました。」と述べられた。インタビュアーである私【西田章先生】が、それはどんな内容かと尋ねたのに対して、長島弁護士は、次のように答えている。「『挑戦なきところに進歩なし』ということにしたんですよ。実行しようとするのは、なかなか大変ですね。挑戦しようと思っても、つい億劫になってしまう。でも、自分ではなかなか気に入っているんです。」(商事法務ポータル「◇SH2269◇著者に聞く!長島安治弁護士『日本のローファームの誕生と発展』(後編)」(2019年1月1日))
日本で最も成功した弁護士が、90歳を過ぎてから、「座右の銘」に、「挑戦なきところに進歩なし」という言葉を選ばれて、なお、歩みを続けようとする。このような、飽くなき探究心を持ったプレイヤーだからこそ、我が国の企業法務の世界で最大の功績を挙げることができたのだろう。ビジネスローヤーというキャリアには、いつまでも挑戦し続けるに値するだけの底知れない魅力がある。そのことを教えていただいた。
私の好きな言葉に、矢沢永吉の「いつの時代だってやる奴はやる、やらない奴はやらない」があります。
他人(若者)を見て評論家的に「奴はなぜやらないのか」「あんな風で大丈夫か」と批判している暇があったら、あなたがやる奴のほうに入ればいいんじゃない?
当時33歳の矢沢のこの”大口”をリアルタイムに聞いていた人は、その後も彼が単身で本場アメリカに挑戦し続けただけでなく、70を過ぎたいまも変わらず満員のステージで、現役で歌い続けていると想像できたでしょうか。
私は、彼が愛するロックンロール自体が音楽的に好きかと言われると疑問ですが(すみません)、彼が大御所と言われるようになってもなお、口だけでなく、新しい何かに行動し続ける姿に感動を覚えます。
長島先生や矢沢のように、時代の変化に臆せず・年齢を言い訳にせず挑戦し続けること。そして、挑戦し続けられるバイタリティと心身の健康を維持し続けることこそが、競争が厳しい世界でもビジネスパーソンとして進歩し続け生き残る人材となるポイントなのでしょう。











