iPhone7が発売開始となり、iOSもついにニケタ番台の10へアップグレードになりました。
これにあわせるように、App StoreやiTunes Storeでコンテンツをダウンロードする際に必ずみなさんが同意させられていた「iTunes Store サービス規約」が大きく改訂されています。タイトルも一新し、「Appleメディアサービス利用規約」に。その目指すところは、Apple自身の説明によれば、
短縮、および条件への明瞭度を向上させます。
というもの。
とはいえ、毎度毎度の「踏み絵」作業で、みなさん読まずに同意ボタンを2回押されたことと思いますので、Google Docsに転記して、読みやすくなるよう見出しレベルを整理してみました。
▼Appleメディアサービス利用規約
見出し4階層のみ、抜き出してみます。
A.サービスの概要
B.本サービスを利用する
支払い、税金、返金
Apple ID
プライバシー
本サービスとコンテンツの利用ルール
すべてのサービス
iTunes Store コンテンツ
App Store コンテンツ
iBooks Store コンテンツ
Apple Music
再ダウンロード
購読
コンテンツとサービスの提供可能性
非APPLEデバイス
C.本サービスへの送信
送信ガイドライン
D.ファミリー共有
承認と購入のリクエスト
ファミリーメンバーの変更
ファミリー共有のルール
E.お勧め情報の機能
F.追加のiTunes Store に関する規約
シーズンパスとマルチパス
G.追加のApp Store に関する規約
App Store コンテンツのライセンス
App内での購入
Appのメンテナンスおよびサポート
ライセンスアプリケーションエンドユーザ使用許諾契約
a.ライセンスの範囲
b.データの利用に同意する
c.解除
d.外部サービス
e.保証なし
f.限定責任
g.(米国外への輸出)
h.(米国連邦調達規則)
i.(準拠法および裁判管轄)
H.iBooks Store に関するその他の条件
i.Apple Musicに関するその他の条件
Apple Music メンバーシップ
iCloud Music ライブラリ
J.全サービスに適用される諸条件
Apple の定義
契約変更
サードパーティーのマテリアル
知的財産権
コピーライト通知
サービスの終了と一時停止
保証の否認、限定責任
免責条項
公的機関の制定法上の例外
準拠法
その他の条項
※( )はAppleの利用規約に見出しがなく私が適当に付けたものです
はい、たしかに、iTunes Store/App Store/iBooks Store/Apple Musicの4つのコンテンツ種別ごとに共通するもの・しないものを整理していて構造的に分かりやすいですし、以前のバージョンに見られた同じ注意文言や義務規定が規約内で言い方を変えて何度も繰り返されるようなことがなくなり、かつ、(日本語訳に硬さは残るものの)平易な言葉遣いとなっていて、結果、文書量も短くなっています。
利用規約を簡素化する動きについては、Google・Facebookあたりが先んじていましたが、ついにAppleがこの動きに追随することをはっきりと表明したことで、この傾向が加速することは決定的になったといってよいでしょう。法務パーソンとしては、文書を短く読みやすくしながらも、いかに手短にかつ法的に抜け漏れや隙が生まれないように利用規約を作っていくかというドラフティングテクニックが一層問われることになります。










