フィナンシャルアドバイザーのような職業の方々からすれば、いまさら何を言っているのかという話だと思いますが、投資やM&Aというのはつくづく恋愛や結婚と同じなんだよなと、ようやく身に沁みて理解できるようになりました。

・出会いという偶然 
・互いの相性を確認するコミュニケーション
・本心を探る駆け引き
・告白・プロポーズ
・無償の愛

エンジェル、ベンチャーキャピタル、事業会社の投資部門、機関投資家、政府系ファンド…と、投資家の立ち位置によって、相手=投資先の選び方や結ばれ方の濃さにグラデーションは出るにせよ、結局は男女のソレ(いまどきは非ジェンダーな表現ですが、一般にわかりやすい表現として使用することをご容赦ください)と変わらないというか。

デューデリジェンスのたびに「今回も相手の恥ずかしい部分を晒してやったぜ」と失礼な質問を重ねて悦に浸っていたり、タームシート上で条項ごとにちまちました交渉を重ねて「勝った」「負けた」と一喜一憂したりしているようでは、まとまるものもまとまらなくなるでしょう。法務として経験豊富でも、人としてモテないヤツが投資やM&A案件にかかわってでしゃばると、ロクなことがありません。はい、私を含めてです。

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自分の蔵書置き場を見ても無駄に書籍が多い投資・M&Aの分野で、法務パーソンにも歯ごたえのあるようなカッチリとした体系書が少ないのはなんでだろう?と疑問だったのですが、恋愛や結婚においてマニュアルやハウツー本に書かれたテクニックをあてはめようとすることがナンセンスなのと同じだからという気がします。


モテる投資契約(笑)とは何かを教えてくれる文献は、投資を受ける側である起業家の揺れる思いをよく理解している方が書かれたものに絞られます。「理解してから理解される by 7つの習慣(R)」ってやつです。その意味で、やはり磯崎先生のこちらははずせないでしょうし(磯崎先生が全米ベンチャーキャピタル協会契約ひな型について解説されたメルマガシリーズもおすすめ)、




英文ではありますが、以前shibaken_law先生が詳しくご紹介くださっていたこちらなど。




webで読めるものとして、増島先生がまとめて下さっているこちらも参考になります。

Startup Innovators
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投資やM&A案件をうまくすすめたいなら、こういう文献を読むまでもなく天性の人懐っこさや嫌がられない図々しさを備えた、モテるヤツを前面に出すに限ります。