2005年に作りはじめ2008年にいったん完成させた“人生の100のリスト”の33番目に、2012年9月までに叶えたい夢として日付を入れていたこのNYへの旅。飛行機の往復だけで2日潰れる掛かりの東海岸で多少ゆっくり過ごそうというのなら、会社を辞めるでもないと機会は無いし、かといって定年後に行って楽しいところでもあるまいし…と思っていた所に、会社を辞めるというまたとない機会を得ましたので(笑)、所要こなしがてら、妻と共に行って参りました。
マンハッタン島〜ブルックリンを上から下まで、もちろん地下鉄やバスも利用しながら、ほとんどのエリアを歩き潰せたように思います。感想を一言で申しますと、地球の裏側に、ハードウェアだけ見れば東京とほとんど変わらない、しかしその中では東京とは違って多種多様な人種・民族がひしめきそれぞれが逞しく生きている(あえて共存しているとは言いません)“大人の大都市”の日常があるということを目の当たりにして、今更ですが自分の見識の狭さを再認識する旅となりました。
ここは旅行ブログではないので、旅日記のような詳細は差し控えますが、以下所感を。といいつつ長くなってます(笑)。
- 今回、フライトとホテルは両方共Expedia
で取りました。オンラインで航空会社・ホテルとをつなぎ、リアルタイムで在庫を安く捌くことで最低価格を実現しているらしいこのサービス。オークションのように刻々と変わる値段と選択肢に驚きます。いまどき飛行機もチケットレスなこの時代、今回実際使ってみてますます、旅行代理店というものは現地での通訳機能を除いては確実に無くなるんだろうなと実感しました。
- American Airlineに初搭乗。CAのサービスはやはりアメリカ的、それ以外は思ったよりちゃんとしてたのは意外。何せ13-14時間の空の旅、シートのすわり心地だけは気になっていたところ、ミッドセンチュリーモダンな中古家具の佇まい(良く言えば笑)ながら、アメリカ人サイズで広めに作られていたので楽に睡眠がとれました。食事も普通でしたし。あ、そうそう、行きの飛行機ですぐ側に座っていた日本人が突然倒れ、「乗客の中にお医者様はいますか」アナウンスが流れたときはどうなることやらと思いましたが・・・。どうやら慣れない旅にありがちな機内での酒の飲み過ぎだったようです。
- ホテルは、大富豪で有名なDonald Trumpが経営するTrump International Hotel & Towerが格安で出ていたのでここを選びました。JTBとかHISの高級パッケージラインには入らない日本人にとってはマイナーなホテルなのだと思います。しかし、今まで泊まったどのラグジュアリーホテルよりも良いホテルでした。外見はさすがトランプ氏らしく時代錯誤の派手さ、しかし部屋の内装は落ち着いていて、きちんと新しいものにリニューアルされ、清潔で、サービスもきめ細かい。場所もうるさすぎず中心街から遠すぎず、地下鉄が複数本通るコロンバスサークル駅から徒歩30秒、Whole Foodsという便利で今NYで一番イケてるスーパーマーケットも至近、セントラルパークをすぐ横から見下ろせるという絶好のロケーション。ちなみに、帰りの飛行機の機内映画で気づいたのですが(遅)、日本では2月に公開されたベン・スティラーとエディ・マーフィー主演の映画「Tower Heist(邦題:ペントハウス)」の舞台にもなっています。NYに行くことがあったら是非このホテルを使ってみてください。お勧めします。
- 買ったばかりの新iPadも活躍してくれました。自炊本を空き時間に読んだりホテルでネット検索したりも便利ですが、『地球の歩き方』を始めとするNYガイドブックを数冊自炊していったところ、案の定持ち物も軽くなりOCR検索もできるし栞も付けほうだいで助かりました。私のiPhone4より綺麗な写真もビデオもたっぷり撮れますしね。ただ私のはWiFiモデルなのでGPSがついておらず、地図は結局iPhone頼みになるところはちょっと残念だったかも。ちなみに現地の方曰く、NYではiPad強盗事件が続発していることもあり、街中で使っているニューヨーカーは殆ど見られず、ウォール街のビジネスパーソンがほんの数人持っていたぐらいでした。
- 地下鉄やバスは事前に聞いていたほどわかりにくくはありませんでした。でも、路線図や次の駅の表示が車内に無いのは不親切で不便ですね。最近入りはじめた川崎車輌製の車体だけにそれらの表示が付いているというのが、いかにも日本クオリティ。そして地下鉄に乗るたびに感じるのが人種・民族の多様さ。ハーレム、アップタウン、ミッドタウン、チェルシー、ソーホー・ノリータ、チャイナタウン、コリアンタウン、ダウンタウン、そしてブルックリン・・・と、エリアごとに多種多様な人種や暮らしぶりがはっきり分かれながら、うまい距離感で生活しているあたりが、日本や東京にはない要素だなと。
- 食事情について。やっぱりハンバーガーとホットドッグとピザの国ですよねここは。どこ行ってもメニューが肉+フライドポテトなのは・・・。でもホットドッグは日本のそれよりも塩が辛めでうまかったです。あと、個人的にベストだったのは、プラザホテルの下に出来たフードコート。豪華な雰囲気を低コストで楽しめます。
- 海外に行く時は、いつもその国を歩いて回れればそれで満足なので、エンターテインメントはどうでもいい派なんですが、さすがにNYに来てミュージカルの1本ぐらいは観なきゃということで、“Wicked”を鑑賞。日本で観るそれとはやっぱり劇場の作りからして完成度が違うんだなと実感しました。オーケストラ席のK列という結構いい席をとってもらいましたが、もうちょっと近くだと更に迫力があって良かったかも。夜20:00に始まり23:00過ぎに終わるっていう時間設定からしてNYらしくっていいものですね。あと、MOMAも日本にはないボリュームで良かった。
- このブログっぽいアクティビティとして一つ、コロンビア大学、ニューヨーク大学、そしてバーンズアンドノーブル等の書店を巡って法律書籍の状況がどんなものかを視察してきました。が、前評判と予想どおり、ほとんど何もありませんでした。普通の書店には法律書の棚自体が無いのが普通で、あっても「スモールビジネスの始め方」みたいな本ばかり。日本の書籍文化はつくづくすごいなと思います。










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