「ステマ(ステルス・マーケティング)」騒動をきっかけに広報に関する法律を色々眺めていて、改めて広報や広告って契約書並に法律を意識しないと危ないんだなーと感じました。世の中に対して、わざわざ目だつように文書や動画で企業のメッセージを積極的に発信していくわけで、気づかずに違法な表現や手法をとってしまったら、その反動も大きくなるのは必然。
そんなことを考えているうちに、だんだん怖くなって広報の企画が立てられなくなってしまいそうですが、そんな臆病風に吹かれるPRパーソンに効きそうな一冊がこれ。
その広報に関係する法律はこれです!著者:縣 幸雄
販売元:創成社
(2005-10)
販売元:Amazon.co.jp
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その名の通り、広報活動のあらゆる側面を切り取って、そこでどんな法律が関わってくるのかを紹介する本。ページあたり2問ずつ、合計280問の設問と回答を通して、やってしまいがちな広報活動における法違反リスクに気づかせてくれます。

広告の法務というと、景表法の解説ばかりになってしまいがちな中、民法・著作権法・憲法(パブリシティ権、プライバシー権等)・刑法・不競法・商標法・児童福祉法(児童モデル)・道交法(街頭キャンペーン)・鉄道営業法(駅構内でのビラ配り)・屋外広告物法・薬事法・食品衛生法・・・と、よくもまあこんなに幅広く横串に刺してくださったなあと感心してしまうほどの網羅性。類書は見当たりません。
注意点としては、著者がコミュニケーション学がご専門の方なので、例えば、「街中で流れている音楽をマイクで拾って録音してしまった場合、そのまま広報に使ったら著作権法違反」など、やや法律解釈が極端だったり怪しげだったりする部分があるところ。でも写真にもあるように、きちんと関係条文も引用されていますので、「こういうことするとこの法律にひっかかかるリスクがあるかも」というアンテナを立てるヒント・訓練の書として割り切って使えば、とても有用な本だと思います。









