ブックオフオンラインの取締役を務められている河野武さん。
去年勉強会で初めてお会いした際、多くを語らない中にえも言われぬ迫力を感じ、blogを中心に注目させていただいている人物です・・・って、私が紹介するまでもない有名人でしたか。
その河野さんが、本日こんなスライドを公開されていました。
2009年ベスト本『ザッポスの奇跡』を読んで学んだことView more presentations from Takeshi KOUNO.
顧客の期待をカルチャーとして根付かせるコンプライアンスへ
このスライドの57ページにある、河野さんによるまとめの一言。カルチャーを創造できれば ルールをゼロにできる
ルールを守れなかった会社が、守れなかったことを謝っている姿は、この数年間だけでも幾度となく目にしています。
その度に繰り返されている台詞がこれ。
「ルールはあったが、今回はそれが徹底できていなかった。」
そして、これを聞いたあなたも、こう思ったことはないでしょうか。
「ルールがあったのに守れなかったならしょうがないよね、完璧な人間なんていないんだもの。」
これが繰り返されるうちに、いつの間にか(日本では)、ルールを定めておきさえすればコトが起こっても会社(経営)としてはエクスキューズできる、というような雰囲気が醸成されてしまったかのようです。
本当は徹底なんてできないとわかっているルールを作り徹底しようとすることに、いったいどれだけの意味と価値があるのか?最近そんなことを考え、会社のルールを思いっきりスリムにしようと思い立ったまでは良かったのですが、ルールのない会社に秩序を作るものはなんなのかを、うまく言葉にすることが出来ていませんでした。そこに河野さんが大きなヒントをくれたわけです。
- ルールではなく、カルチャーを定義する。
- 会社のカルチャーが守られているかを、緩やかに相互監視する。
- カルチャーにコミットできない・馴染めない従業員は、すみやかに退場させる。
ルールをたくさん作って守らせるのではなく、顧客の期待に沿ったカルチャーを定義し根付かせるのが、これからのコンプライアンスのあり方なのではないか。
このスライドで取り上げられているザッポスの例だけをみても、その道のりは決して楽ではないことも分かっていますが、今期取り組もうと思っていた仕事に、大きなヒントを頂いた気がします。ありがとうございます。










NBLの最新号でもISOなどのマネジメントシステムが紹介されていて、会社やそこで働く人たちがルールや基準を守ることによって企業価値を上げることが主張されています。
しかしご存知のように、それらの第三者評価を取得している企業による不正が多数行われている現実を考えると、「何か違うよなぁ」と感じていました。
NBLで議論されている方々は、「審査をもっと厳しくする」という方向で話をされていましたが、どうなんでしょうね。
内部統制・コンプライアンス、いずれもtacさんのおっしゃるように、単なるエクスキューズとして使われている例が多く見受けられるだけに、ザッポス社の例はとても考えさせられました。
ではでは。