海外でのビジネスにはリスクはつきものですが、特に中国のビジネスリスクを語る文脈は、昔から中国を知る人が語るものほどネガティブなものが多い気がします。「役人との癒着で入札は決まる」「賄賂は必要悪だ」とか、「知財を無視する国民性がみられる」とか。
確かに、私の少ない経験・知見でも、
契約書を英文で結ぶのを嫌がって中国語versionを正文にすると譲らないのでよくよくチェックさせたら微妙に内容変えてたり、
印鑑はあるもののどの企業も大きな丸にちっちゃい星が入ったようなすぐに複製できちゃいそうなものばかりで、実際に「その契約書は偽造だ」とか主張されたり、
知財絡みで紛争になったときも、ほとんど言いがかりのような著作権法侵害幇助の嫌疑を一方的にかけられたり、
…と、まあ独特な価値観をお持ちの方々だなあと思うところはあるのですが(笑)。
とはいえ、中国の法律やビジネスのあり方も年々そして日々日々変化しています。そんな今の中国ビジネスのリーガルリスクをタイムリーに、そしてなるべくポジティブに理解しておきたい方におすすめできそうな情報源をご紹介します。
日本語で読める本
『中国を知る―ビジネスのための新しい常識 (日経文庫)
『中国ビジネスのリーガルリスク―中国人の法意識と商事・労働紛争解決法
どちらの本も、中国が改革開放政策に転じた1978年以降の発展の歴史をたどりながら、昔と比較しての最近の中国の法的・政治的・人的リスクを中心に幅広い視野で捉えて、日本企業が外資として参入する際に知っておくべきリスクを論じるもの。
『中国を知る
英語で読めるブログ
残念ながら、日本語で中国のビジネス法について発信してくれているブログはあまり見当たらないので、私がRSSに入れている中でおすすめの中国ビジネス法のブログをご紹介しておきます。
・China Law Blog
おそらく英語の中国法ブログでは一番メジャー。更新頻度が高い。
・China Law Insight
立ち上がってから歴史も浅く更新頻度まだ低いですが、サイドバーのカテゴリ分けを見ていると、今後発展が期待できそうなブログ。
・IP Dragon
中国における知財問題をメインに扱うブログ。写真が多いので、中国の雰囲気も生々しく伝わってくるのが特徴的。
同じアジアにいる限り、どの会社にいても中国とのビジネスの関わりはいやがおうにも大きくなっていきます。中国の勢いに飲まれるのではと脅威におののくばかりでなく、中国の成長の波に乗らせてもらうつもりでお付き合いしたいものです。









