dtkさんのblogでのつぶやき。
「ベーシック経済法―独占禁止法入門」/川濱 昇 他(著)
独禁法について、きちんと入門書から読もうと思って、ようやく読み終わった。独禁法の基礎からもう一度と思って、最初に白石教授の「独禁法講義」を買ったのだが、面白いと思ったものの、僕にとっては、抽象度が高すぎて、今ひとつなので、(後略)

めちゃ同感。

白石先生のこの本、世間の評価は高いようですが、整理の世界観が独特というか、レベルが飛び抜けて高いんですよね。



でも独禁法に苦手意識のあった私には1つ大きな収穫があったので、このことは皆様にも共有させていただく価値があるかもと、筆ならぬキーボードを取りました。


3大違反類型の相互関係

その大きな収穫とは何かというと、
・私的独占
・不当な取引制限
・不公正な取引方法
の3大違反類型が、どのような関係にあるかという点が整理できたこと。

日本では、不公正な取引方法が受け持つ行為態様が、限定列挙となった。2条9項の1号〜6号である。したがって、米国と違って、「不公正な取引方法ではカバーできないが私的独占や不当な取引制限ではカバーできる」という行為態様が、一定の範囲で発生した。そのなかで最も重要なのは価格協定や入札談合であり、不公正な取引方法ではカバーされないが不当な取引制限ではカバーできる。

このカバー範囲の微妙なズレと重なりの様子をベン図で表現したのがこちら(P67)。
s-dokukinhoubenzu









さらに、それぞれのエンフォースメント(法を守らせるための強制力)の違いも、わかりやすい表にまとめてくださってます(P67)。
s-dokukinhouenforcement








この2つの図表に出会えたことで、独禁法の箇条書き的な条文が頭の中で有機的に繋がった感覚を覚えました。それだけでも、この本を買った価値があったなと思っています。

それ以外の部分は、まだまだ私には高尚すぎて本当に理解できたかといわれると自信がありません。折に触れて読み直すことにします。

「企業と人との新しい結びつき」の実現を目指して頑張ります。ご支援いただける方はこちらをクリック!(blogランキング)