すみませんタイトルは悪い冗談でした。っていうか、「セブンイレブン〜いい気分♪」のコマーシャル自体をご存じないお若い方も多いでしょうから、冗談であることすら伝わってないかも。


金融業界に溢れる人材

リーマン、AIGが大変なことになっている件については、私が何を申すまでもないですが、ひとこと言えるのは、リーマンにお勤めの1,300人のサラリーマン・・・ってそろそろいい加減にしないと怒られそうなのでここまでにしておきます、が流出するだろうということ。

弊社にも何人か転職の相談にお見えになることでしょうけれど、なまじ現年収とやっていた仕事のレベル(スリルや緊張感も含めた)が高すぎるだけに、納得のいく転職先を見つけていただくのは至難の業かもしれません。

そして、あくまでも「もし」と言っておきたいですが、AIGも「そう」なっちゃった場合には、金融業界に大変な人数の人材が溢れてしまうことになります。AIGはいわゆる代理店も数多く存在するので、雇用への影響もかなり甚大かと。

取り急ぎディスクロージャー資料でAIGグループの国内の全従業員数を調べてみたのですが、

AIU     1,989人(2006年度)
アメホ      891人(2007年度)
ジェイアイ    161人(2008年3月)
ALICO   8,138人(2007年度)
AIGスター  4,510人(2007年度)
AIGエジソン 5,544人(2007年度)

ということで、代理店を除いても合計21,000名あまりの雇用に影響がでるかも、というお話です。

山一のときも、優秀な人材が散らばっていったという話はありましたが、それとは比較になりません。

あ、山一で思い出しましたが、バンクオブアメリカに吸収されるメリルリンチの日本法人って、山一の従業員さんを引き継いで立ち上げたんでしたね・・・こちらもなんともほろ苦いことになっております。


chapter11の思い出

債権者としてchapter11を食らった思い出は何回かあります。

いまでも忘れられないのは、「白い封筒」です。

日本で言うところの管財人からの通知&債権の届出手続きの案内文書が、chapter11の場合は(当たり前ですが)アメリカから、不思議なツルツルの白い封筒でどっさりと来ます。

冒頭に管財人の弁護士名があり、その後英文でダラダラとここに至る経緯や債権者リストがついていて、手続きのご案内があるといったような内容なのですが、日本と違って何よりも文書量が多いこと。だいたい5cmはあったかと思います。

当初は会社の中にもノウハウがなく、商社出身の経験豊富な先輩社員にお伺いしたり、高木先生のchapter11解説書を片手に、債権者としての権利がほとんど何も無いことに憤りを感じながら、手続きを頑張っていた思い出があります。


定型化されてるのでしょうが、弁護士名が違えど、どこからくる文書も同じ紙質の不思議な封筒、そして同じ体裁。そして債権者にはもはや打ち手がないchapter11という結末。

あの分厚くてツルツルの白い封筒が山のようにアメリカから日本の郵便局を経由して大手町あたりを中心に飛び交うかと思うと、切なくなってきます。


参考:
高木先生の本はどうやら絶版のようなので、今入手できるものとしてこちらをご紹介しておきます。


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