いやいや、なんとなく分かってるつもりで実はよく意味も考えずに使っている言葉ってたくさんあると思うんですけど、この本を読んで、「スタッフ」というコトバほどいい加減に使ってきたコトバは無いなぁと反省。
P184の図とともに、謹んで引用させて頂きます。
経営管理者が遂行する例外処理の仕事は経営管理者が自分自身でしなければならない部分と、それ以外の部分に分けられることが分かる。通常、図5-4の左下部分、すなわち情報収集や分析、選択肢生成をサポートする役割をスタッフという。
経営管理者が「問題の認識・定義」と選択に集中でき、それ以外の作業をスタッフや秘書に任せることができるのであれば、経営管理者とスタッフ、秘書のチームが処理できる例外の数は、もともと一人で処理ができた例外の数よりも多くなるはずである。しかもこの分業自体は並行分業ではなく機能別分業であるから、増やした人数以上に飛躍的に処理能力を高めることができるはずである。
先般、『ろじゃあさんの法務スタッフの心情シリーズを読んで−“顧客”の期待と経営者とをつなぐ法務マンの役割』と題したエントリで、私は
経営者に対し、ステークホルダー全員=“顧客”の期待を通訳し、理想的なバランスポイントはここであると提言することで、経営者の舵取りを支える仕事、それが法務なのではないかなどと、さもしたり顔で申しておりましたが、私が語るまでもなく、「スタッフ」というコトバ自体にそういう意味が込められていたわけですね。
組織における分業のメリットと分業によって起こりがちな問題との向き合い方について、立て板に水のような流暢さで明快に語ってくれるこの本。マネージャー1年生として、定期的に読み直していきたい本です。
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