経産省による「マルチ商法」叩き?のエントリを書いた直後、マルチレベルマーケティング(MLM)に関するちょっと変わった本をリアル書店で発見。
現役の国会議員である前田雄吉氏が、ネットワークビジネス事業者側の代弁者として、マルチ商法叩きをする経済産業省やマスコミに対して戦う様を自ら語るというもの。
衆議院の予算委員会議事での自分の発言を3ヵ年分載せるなど、若干議員としての実績宣伝に偏りすぎ?なトホホな部分もあるものの、アメリカ・中国・韓国・ドイツなど、海外のMLMに対する規制事情も調査しながら、日本における特定商取引法によるMLMへの行き過ぎた規制の問題点、誤解・偏見に基づくバッシングの問題点を追求します。
テーマがテーマだけに、読んだ後で変に洗脳されなきゃいいけど、と恐る恐る読み始めましたが(笑)、そこは慶應義塾、松下政経塾を卒業された国会議員だけあり、理性的な主張に終始されています。
彼の主張は、「一部の悪徳マルチのために、大多数のまじめな業者・ディストリビューターを潰してはいけない。」というもの。
間違いとは思いませんが、MLMならではの胡散臭さをどう払拭していくかというアプローチも、もうちょっと提言していただいた方が良かったかも知れません。読み方によっては、単にMLM族議員の自己弁護のように見えてしまうところもあるかも・・・。
ちなみに、前田氏がいう健全なMLMと悪徳マルチの見分け方とは、以下5ポイント。
1)商品流通が主眼か
消費者が満足しない場合は、返品・解約ができるか
2)過剰在庫が抑制されているか
組織を退会するディストリビューターに対し、再販
可能な在庫を会社に返品する機会を与え、購入額の
少なくとも90%の返金を受ける事ができるか
3)初期費用が低額か
組織に参加するための費用が低額で、20日程度の解
約猶予期間があるか。参加と同時に多額の加入金を
負担させたり、商品購入を要求したりしないか。
4)報酬の源泉がどこにあるか
支払われる報酬は、組織への加入順位によらず、顧
客の購入実績によった公平な評価に基づいているか。
5)誇大広告がないか
「最初の投資の何倍もの収入が得られる」「知人を
紹介するだけでボーナスがもらえる」など、消費流
通ではなく儲かる仕組みを強調していないか。
これらは、私が取引先のMLM企業審査でみているポイントと大体重なります。
私が審査する際は、これに「B級・C級芸能人が広告塔になっていないか」っていうポイントも加わります(笑)。これがもっとも手っ取り早く高確率で悪徳マルチを見抜くポイントだったりして。
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