以前「企業法務マンの生きる道」と題したエントリで、企業内法務部の存在意義はなくなるのではないかと発言しました。
転職活動中もそうでしたが、終わった今でさえ、大学で法律を学び法務を経験した自分が今後どういうキャリアを選択していくべきか、日々思いをめぐらせています。
そんな中、本屋で偶然に出会ったのがこの本です。
著者は、弁護士→米ローファーム→公正取引委員会(役人)→大学教授(学者)と、企業法務以外の法律職の殆どすべてに携わった特異な経験をもつ村上政博氏。
「弁護士は一生変化のないエンドレスな仕事」
「役人は仕事にやりがいは感じるが、長時間労働等で犠牲にするものは多い」
「学者は最初に師とする教授のあたりはずれで一生がきまる」
など、経験者ならではの実感溢れるキャリア観が語られています。おそらく、教授として大学の生徒たちに将来のアドバイスをするために、この本を書かれたのではないかと推測します。
そんな著者曰く、今後法律家のキャリアの選択肢としての企業法務担当者の人気は向上するだろうとのこと。
渉外事務所の人気が急上昇し事務所内での競争がより激しくなる一方、法曹人口の拡大が渉外事務所の待遇低下を招く結果、企業法務という現場よりの面白い法律事務ができかつ給与も保障される企業法務担当者の人気が相対的に高まるというのが、その理由。
一見私の持論とは反対のことを言っているようですが、つまるところ、何の専門性も持たないままただ法務部にいるようでは、渉外事務所から流出してくるプロフェッショナルに勝てず居場所がなくなるという意味では、私の危機感と一致しています。
危機感はつのるばかりです。
ビジネスパーソンが気持ちよく働ける社会作りに向けて頑張ります。ご支援いただける方はこちらをクリック!(blogランキング)









